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tern verge x20(2014) 20"(451) WHEEL に改造 備忘録

某所から移動リスタート。主に趣味の備忘録。

 

折りたたみ自転車ブランド「tern(ターン)」 verge x20(2014) 改造をしてみた経緯。

まずはビフォーとアフター。

  標準 改造後 購入元
ステム Syntace VRO Stem Bazooka スターステム 25.4mm Amazon.co.jp
ハンドルポスト Physis 3D Handlepost Shop XJ 28.6mm スペーサー複数 Amazon.co.jp
ハンドル Kinetix Pro, double-butted 7050-AL, for VRO lug 400mm x 25.4mm アルミブルホーンハンドル Amazon.co.jp
シートポスト Stasis by Syntace FCFB 3K glossy Full Carbon Fiber Bike Seatpost 33.9mm x 580mm aliexpress
サドル Kore Road Performance Astute SKYLITE VT FLUO Amazon.co.jp
ブレーキ Kinetix Pro,Ashima Aero Vブレーキ(前後) RIDEA FLV V-Brake Forging 楽天
ブレーキレバー SRAM avid Speed Dial 7  
ハブ Kinetix Pro by American Classic,Ultralight design Novatec 291 前:100mm 後:130mm aliexpress
シフター SRAM Double Tap Flatbar Trigger,2x10spd,Carbon  
ディレーラー SRAM Red(前:titanium cage、後:carbon/titanium)  
クランク FSA SL-K custom for Tern,carbon,MegaExo,55/42T 左に、SRAM RED 55T チェーンリングを換装 Amazon.com(米)
スプロケット SRAM Red 10spd,1piece CNC design,11-28T  
ホイール 20インチ(406) Kinetix Pro by American Classic 20インチ(451) フルカーボンホイール aliexpress
ブレーキ船+シュー ASHIMA AERO SHIMANO R55C + SHIMANO R55C4 Amazon.co.jp
フォーク Aluminum 6061 74mm java カーボンフォーク 100mm/270mm aliexpress


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最大のテーマは、同じ20インチでありながら、406サイズから451サイズに変更するという、いわゆるインチアップを目指した。

ホイール径が大きくなることで、巡行性能が上がると言われる。

しかしこのインチアップ作業は、あちこちいじらないといけない大作業になる。

 

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左が改造後、右がもともとの写真。

ホイールが大きくなることで、フォークに固定されているブレーキ台座位置が変わるので、当然ブレーキシューがリム部分に当たらなくなる。

 

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そこで特殊なRIDEA FLV V-Brakeを用いて、ブレーキシュー位置を大きく変えられるようになるパーツを導入する。

さらに、アルミホイールからカーボンホイールになることで、ブレーキシューをカーボン用に履き替えないと行けない。

標準でついているブレーキ船とシューの「ASHIMA AERO」は長いサイズなので、このタイプでカーボンリム用を探すのは困難。

そのため、カプレオの船「SHIMANO R55C + SHIMANO R55C4」をつけることで、汎用的なロード用ブレーキを流用できるので、わざわざ特殊なものを探しに行かずに済むようになる。

 

次の問題点として、ロックナット距離感=O.L.D. (Over-Locknut Dimension)が、標準のものと合わない・・・=フォークの取っ替えが必要になる。

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 写真の通り赤の矢印の幅が、標準が74mm。

注文したカーボンホイールは幅100mm。

74mmに合わせたカーボンホイールは多分ない

なので、フォークも交換・・・ということは、折りたたみのハンドルポストを辞めるかどうかという選択肢になる。

 

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上の写真の通り、フォークのコラム部分(右のところで透明になってるところ)を切れば、ハンドルの折りたたみ機能を生かしたまま流用ができる。

しかし、このハンドルポスト重すぎるのと、このモデルはハンドル折りたたんでも、横に出過ぎてうざったかったので、軽量化も目指してハンドルポストは破棄。

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 尚、取り付け部分はこんな感じで、取り外すのも六角レンチだけで簡単に出来る。

ハンドルポストがなくなれば、フォークから飛び出したコラム部分を埋めなければいけない問題がでる。

 

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 通常、この部分はちょこっと出た部分にヘッドセットを使って埋めるが、今回は仕方なく巨大スペーサーを「ろくろ首」にすることで埋める。

尚、このろくろ首はAmazon.co.jpでは限界で5cmしかなかったが、おもしろ中国版楽天ことaliexpressでは25cmとかアホサイズがある

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ja.aliexpress.com

フレームから飛び出たコラムは35~36cmくらいで、家に転がってたスペーサー類をゴテゴテ付けても27cmくらい埋めないといけなかったので、これと普通のスペーサーで事足りると思う。

いずれそっちにしようと思うけど、先にろくろ首を買ってしまったので(ry)

 

尚、Vブレーキのボルト台座は流用がまず無理なので、素直に買ったほうが良い。

M10サイズでOK。(ternの他のモデルや年度が違うものはわからないけど、多分同じでは?)

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https://www.amazon.co.jp/dp/B00KASL0RO/

 

大きな工事はこの辺で、後はハンドルやステムやチェーンリングやチェーンリングボルトやサドルやシートポストをドレスアップだけなので省略。

ちなみにチェーンリングはAmazon.comで78ドル。

ボルトはaliexpressで1個1ドルくらい(送料込)。日本で買えばだいぶ高いので、この辺は海外がいい。

 

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五芒星の魔法陣状態。ボルトはフロント変速がダブルかそうでないかで仕様が異なるので注意。

 

シートポストの注意点として、DAHONとternのシートポストは33.9mmという特殊サイズで、ロードなどでよくある27.2mmやMTBの31.6mmではないので注意することと、カーボンをはめるとズレる

 (ちなみに33.9mmのお手軽なカーボンシートポストは、Aliにしかないかも?買ったのは下。)

ja.aliexpress.com

どうやらフレーム側の径が若干大きいせいか、クランプをどんだけ締めようがMOTOREX(モトレックス)のカーボンペーストを塗ろうが、衝撃で少しずつずれる。

他所様のブログなどでも同じ症状を散見した。

 

しかし、以下で回避できる。

 

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https://www.amazon.co.jp/dp/B003B33C6W

これをシートポストに巻いて、そのまま挿す。飛び出た部分はカッターで切る、

さらにカーボンペーストを塗ったので、ダブルで使用したほうが完璧かも。

今のところ全くズレてない。

 

ブルホーンにした理由は、特にない。面白そうだからやっただけ!

おかげでブレーキレバーが窮屈で、ライトはバーにつけられない!

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www.amazon.co.jp

ヘッドパーツの間にこれを噛ませて、ライトをつける羽目に。

 

それと、20インチ(451)のカーボンホイールにチューブラーはないと思う。(散々探したので。)

当然だけど、そんなもの需要が少なすぎてタイヤがないって理由でカーボンクリンチャー仕様しかないのでしょう。

クリンチャーの20インチ(451)タイヤとチューブはたくさん市場にあるので、簡単に見つかる。

要するに・・・406→451のインチアップ化でホイールによる軽量化は諦めましょう

ホイール径も大きくなる分、余計に見込めないです。

 

しかも標準で付いている「kinetix pro +American Classicハブ」は、かなり軽い。

ちなみに700Cロードでもカーボンホイールでクリンチャー仕様の場合、チューブラーほど軽量化は見込めないので、軽量アルミホイールと対して重量が変わらないオチが多い。(たっかいホイール除く)

 

軽量化だけを目的とするなら、20インチ(406)のままかつ標準のホイールセットでいいと思う。

クランク、ブレーキレバー、ハンドル周りとシートポストくらいかー?軽量化できるところは・・・。

尚、標準で付いているクランクはFSAのカーボン仕様だけど、別に超軽いってわけじゃない。

 

表題の備忘録おわり。