DT SWISS RC 38 SPLINE C DB ロードディスクホイールの取り付けと9mm(QR) アダプター取り付け
wiggleでDT SWISS のカーボンディスクホイール(チューブレス/クリンチャー対応)を購入し、その取付工程をまとめてみた。
まずおさらいとして、一般的なキャリパーブレーキのロードバイクと決定的に違う点(互換性がない点)は、当然足回り=ホイール部分。
細かいこというと、ディスクの仕様に合わせてクランクやディレーラーを変えると、シマノのR9100などは従来品と互換性に支障をきたすらしい。
話を戻してDT SWISS。
こちらのディスク仕様ホイールは、チューブレス対応とチューブラーそれぞれ2種類出ているようだ。
チューブレスにした理由は、乗り心地を求めてのこと。
ハブ込のホイールセット重量が1455 g なので、かなり軽い。カタログスペック比較でシマノの最新ロードディスクホイールとの比較は以下の通り。
フロント | リア | セット重量 | リムハイト | アクスル | ||
シマノ | チューブラー | WH-R9170-C40-TU-F12 | WH-R9170-C40-TU-R12 | 1400 | 40mm | 12mm |
626 | 774 | |||||
チューブレス | WH-R9170-C40-TL-F12 | WH-R9170-C40-TL-R12 | 1563 | 40mm | 12mm | |
707 | 856 | |||||
DT SWISS | チューブレス | RC 38 SPLINE C DB | RC 38 SPLINE C DB | 1455 | 38mm | 15/12mm |
670 | 785 |
RC38 DBのwiggleで前後セット購入額は約17万。シマノは前後セットでたぶん22万くらい。(現時点価格で。)
もちろん性能差やハイトの若干の違いとか色々あるけど、ひとまず惚れた部分はDT SWISSの付属品の多さ。
公式ページを見ての通り、
①一般的なクイックリリースのサイズ(9mm/10mm)がはめられるアダプタが付属
②リアOLD142mm用のアダプタも付属
③センターロック(標準)に6ボルトローターを付けられるアダプターが付属
④スポークの修理&調整用の工具が付属
⑤チューブレスレディテープが付属(ちなみに最初にすでに巻かれていて、さらに予備が付属)
が魅力で買った。
現在のGhost BIKEは、スルーアクスルタイプではないロード従来の9mmスキュアー仕様なので、アダプターどうしようかと色々思案していたけど、DT SWISSなら純正で全部解決すると分かったので即買。
スルーアクスルタイプのアダプタはこんなかんじ。
ホイール全体像からいうと、上記の通り。全く知らない人からするとクイックリリース10mmって9mm使えないの?って疑問に思うかもしれないが、問題ない。
上記の写真の通り、スルーアクスルタイプはぶっとい穴なんです。9mmシャフトでは当然ガバガバ。
MTBなどでは当たり前なスルーアクスルタイプとは、強い衝撃などからエンドやスキュアーをイカれさせないよう、太いかつガタつかない構造のホイール固定方法。
ロードでこれ必要なの?って論争があるが、色々意見が分かれている。
でもあるメーカーの人曰く、MTBとは用途が違うロードでは、スルーアクスルタイプなんぞいらんらしい。9mmQRで十分やとのこと。
なんでロードにその規格持ち込むって、そりゃ売上のry
さて、9mmスキュアーに対応するべく、アダプター取り換え作業を開始する。
上記の通り、スプロケ側じゃない方から。
素手で引っこ抜けるけど、3Mグローブのような作業用手袋が必要だと思う。
アダプターを引っこ抜くための万力みたいなのもあるようだが(例:Park Tool AV-1 Axle Vise)、自分の場合は全部素手(グローブ)でなんとかなった。
※但し、ウェイトトレーニングをやってる私は一般的な握力ではないので、たぶん工具使ったほうが良い。
上記の通り、標準でついているスルーアクスルタイプのアダプタを外して、9mmタイプをはめ込む。これもOLD135mmと142用でそれぞれ2個あった。(ハズ)
スプロケ側のアダプターは、写真の通り、スプロケ受けを引っこ抜かないとアダプターが取れなかった。
ちなみに勢い余ってベアリングやバネが飛んでいったので、ハブ構造のわかる付属のマニュアルを参照しながら、パーツの入れる順番を間違えないようにしたい。
スプロケットが付いたまま外すことができました/(^o^)\
下の画像がすごい参考になると思う。
ちなみにグリスは、スターラチェット専用のDT SWISSスペシャルグリスを推奨されていた。
これで両サイドを付け替えおわり。フロントも同じように素手で引っこ抜いて付け替えできるが、スプロケ受けがないので、普通に両方引っ張るだけ。はめる時は押しこむだけ。
センターロック式のローターロック方式なので、TR-LR15というボスフリーハブ用の工具を使って付け外しを行う。
(・・・まともなロードでボスフリーなんてなくね?なんでカセット式の方で回せる仕様にしねーの?)
こんな感じで付けて、モンキーレンチで回す。
押さえつけながら回さないと、TR-LR15やモンキーレンチが暴れるかも。
ちなみに、6ボルト方式化できる付属品はこれ。
こう使うらしいっす。
次回は、チューブレスを久々にハメた&走ってきた記事でも。